white and black printed paper

SolVision導入事例

透明な点滴バッグ上の印刷表示内容の認識・分類

点滴液には多くの品種がある
種類、濃度、容量などが異なる

一般的な静脈用点滴液の種類はブドウ糖、塩化ナトリウムなど多種に渡ります。また、同じ点滴液でも状況に応じて使用する濃度や容量が異なります。通常ですと、点滴バッグは透明で、点滴液の種類、濃度、容量などが印字されており、中に点滴液が充填されています。

同一の輸送コンベア上で流れる多種の点滴バッグをどの様に分類するか

静脈用点滴の生産ラインでは、同一のコンベアで多種の点滴バッグを梱包地点まで輸送します。手作業により分類・梱包されます。
点滴バッグの印刷位置は内容ごとに記載場所が決まっているわけではないので、通常の光学検査では認識不能です。

AI画像認識による生産ラインでの高速分類

SolVisionのAIプラットフォームのセグメンテーション技術により、点滴バッグ上の印字(名称、濃度、容量など)画像の特徴を学習できます。それにより点滴の各品種・項目を高速に認識し分類することが可能です。

点滴バッグ表示の認識事例

ブドウ糖注射液
ブドウ糖注射液
ブドウ糖注射液
塩化ナトリウム注射液
塩化ナトリウム注射液
ブドウ糖塩化ナトリウム注射液
関連記事
  • A Man Fixing a Laptop

    不良および欠落したノートパソコン部品の検出

    このような反復的な手作業の場合、自動視覚検査は不良製品を特定し、労働力の効率を向上させるのに役立ちます。
  • Multi Colored Plastic Round Toy

    繊維の欠点検査の最適解

    現在繊維産業の生産現場では目視検査が主となっていますが、不良品流出率の高さ、工程時間の長さが問題となっています。繊維の欠点としては紙管の汚れ、変形、繊維の汚れ、繊維の破損、繊維の捩れ、ヘアラインなど多岐にわたります。目視検査では実際の要求品質に見合った検査はできず、従来式の光学検査(AOI)では欠点の認識に柔軟性がないため誤判断が多く、目視検査で再検査しなければなりません。労働コストを最適化するためには、繊維の検査は高効率なものでなければならないのです。
  • グラデーションガラス瓶の欠陥検出

    グラデーションガラスのボトルは、サンドブラスト加工でマットに仕上げられています。 製造工程でよく見られる不具合の種類は、ボトルの色ムラや黒点ですが、AOI法では、はっきりとしたパターンがないため、検出が困難です。
  • brown cookies on white ceramic plate

    AIを活用した加工食品検査

    食品加工業では衛生と安全が非常に重要で、加工途中での品質保証(Quality Assurance, QA)と品質管理は製品の品質と水準を高める鍵となっています。食料品をハイスピードで大量生産を行うライン上では外観検査が製品品質を守る最重要防御線となります。