
AI によるノート PC 組立検証
ケース説明
ノート PC の組立と製品品質
ノート PC の組み立てには、トップ・ボトムカバー、マザーボード、メモリモジュール、ストレージ、バッテリー、ネジ、コネクタ、ディスプレイ、冷却モジュールなど、多くの部品が含まれます。手作業による組み立てでは、部品の付け忘れ、位置ずれ、あるいは不完全な挿入といったリスクが伴います。こうした組立不良はデバイスの信頼性を低下させ、手直し(リワーク)や返品、顧客からのクレームにつながる恐れがあります。
課題
大規模生産における組立不良の検知
目視検査は速度が遅く、基準もばらつきがちで、特にネジ、コネクタ、ラッチ(カチッと留める部分)などの微小な部品については人的ミスが発生しやすくなります。大量生産の現場において、徹底した目視による品質管理(QC)は現実的ではありません。エンジニアは、スループット(生産能力)を落とすことなく、欠品、位置ずれ、緩み、あるいは欠陥部品をリアルタイムかつ一貫して検知できるシステムを必要としていました。
ソリューション
SolVision AI 組立検証
SolVision はノート PC の組立工程を検査し、主要部品の有無や取り付け状態をリアルタイムで検知します。AI モデルの学習には、完全に正しく組み立てられた「ゴールデンサンプル(Golden Sample)」を使用します。このサンプルを基準(リファレンス)とすることで、AI は新しい組立品を理想的な構成と即座に比較できるようになります。
検知結果は直ちに表示され、欠品、位置ずれ、不良部品がハイライトされます。画像処理の回数が増えるほど、AI 視覚システムはモデルを継続的に更新し、検知精度の向上と誤検知(誤報)の低減を実現します。このアプローチにより、生産速度を維持したまま、一貫性のある反復可能な検査が可能となり、品質管理エンジニアは製品が出荷される前に不良品を食い止めることができます。
ノート PC 組立欠陥検知(項目例)

OK: 完全な組み立て
(ゴールデンサンプル)

NG: ネジの欠品

NG: ラッチの位置ずれ